●アート魚拓をあなたのお部屋に
直接法魚拓は釣り人の記録を残す墨魚拓に始まりアート魚拓と称する現在。
カラー魚拓をはじめて30年、技法、表現方法に試行錯誤を続けてまいりました。このキャリアを生かし、皆様の 大切な魚、想いでの魚、大好きな魚をアート魚拓で再現、いつまでも残して頂く作品を制作したいと考えております。

*直接法魚拓   魚やその他の物体に直接絵の具を塗り写し取ったもので、魚の目玉以外は一筆の加筆、修正もしておりません、またバックは霧吹きで吹き付けておりす。

あなたの追い求めていた魚、思い出の魚、アート魚拓をお店やお部屋のオブジェ、新築祝 開店祝 お祝いのお品に、額装 掛け軸 暖簾 衝立 障子、ふすま絵 屏風 タペストリー etc・・いろんな物に制作出来ます。

制作過程
・初日
魚をお預かり(釣魚・購入魚)同じ魚で3回魚拓します
秀作1点を選び次に進む                          
【他の2点の所有権、著作権は作者にあり。買い上げの場合は限りでない】

・2日目
出来上がった作品に命を吹き込む【目玉を書き込む】
約1週間作品を乾燥させる

・7日目
魚にあった大きさのパネルを作り表具、乾燥

・10日目
出来上がった作品に雅号、落款を入れ完成
希望にあつた装飾(額装、掛け軸etc)仕上げ

* 複数魚押し、バック及び背景を作る場合は相談の上制作

制作費用
魚の大きさ、種類、背景により異なりますのでご注文の際ご相談下さい。
(タナゴからカジキまで)
●アートとしてのカラー魚拓と記録としてのカラー魚拓
 アートサロン出品作品のような、アートとしてのカラー魚拓の他に、釣り人が自己の記録として以前から存在していた魚拓をカラー魚拓として、より忠実に残して頂こうと、新たに手軽な価格設定でカラー魚拓を引き受けさせて頂こうと考えています。 詳しくは、「SHOP」のページでご覧下さい。
 
●展覧会
 谷口岬人アート魚拓の個展や、遊水展など、活動やお知らせもこのコーナーでご紹介させて頂きます。
 

     ■魚拓の道具
・平筆(大小)・丸筆・面相筆・絵の具皿・洗筆バケツ・絵の具 ・ペーパーボンド・ハサミ・歯ブラシ・ピンセット・霧吹き・固定台(発泡スチロール又は油粘土)

 
カラー魚拓道具セット ★12,000円(送料別途必要) 好評発売中。

 詳しくは、こちらから…
     ■製作工程
       ●魚の処理
ぬめり・ごみを水で洗い流し、タオルまたは紙で水分を十分拭き取る鼻の水も忘れずに拭き取り、土台が発泡スチロールの場合は両面テープで固定する。

       ●土台作り
魚を固定するために、発砲スチロールまたは油粘土で作り、汚し紙をセットする。

        ●色の塗り分け
背鰭に近い部分から強・中・弱と塗り、強と中の境目を中筆で、中と弱の境目を弱筆でそれぞれぼかす。

        ●鱗
鱗状を出すために逆刷毛を引く。弱の筆で尾鰭のつけ根から腹下あごと引き、一筆の感覚幅で背鰭のつけ根まで引く。このとき筆にかかる力は、なるべく少なく。この作業によって鱗の一枚一枚に絵の具が入り、鱗状が鮮明に出る。

        ●模様
魚体に模様がある場合は、このとき入れておく。

        ●胸鰭・尻鰭・背鰭・尾鰭
つけ根の色から順番に強・中・弱と塗り分け、最後に汚し紙を剥がす。

       ●霧吹き
紙の腰が折れる程度に吹き、和紙を背鰭の方からゆっくりとかぶせる。

       ●和紙をかぶせる
手のひらと指を使って、胴体・尻鰭・背鰭・口元の順に押して行き、鰭などは歯ブラシを使う。押し終わったら、口元よりゆっくりと剥がしていく。

       ●重ね取り(今回は2匹を重ね取りし、遠近を付ける工程を紹介します。)
1匹目の魚拓に紙をかぶせ、魚に沿って線を引き、続いて2匹目の準備。

       ●重ね取りの準備
先ほど線を引いた和紙を丁寧に切り取り、1匹目の魚拓にペーパーボンドで貼り付けます。

       ●色の塗り分け(2匹目)
1匹目と同じ工程で色の塗り分けを行いますが、この時に色の濃淡で遠近感を出します。

       ●2匹目の重ね取り
1匹目同様、霧吹きを行った後、和紙を背鰭から被せていき、手、指、歯ブラシなどで押さえます。

       
口元から和紙を剥がし、続いて先ほどの1匹目に被せた和紙を剥がす。

       ●腹鰭を押す
魚体に密着しているので切断して押す。

       ●目玉を描き、雅号・落款を入れ完成
魚が生きて見えるか見えないかは、目玉しだい・・もっとも緊張する一瞬

完成

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